つい先日、若い女性が顔の重症の帯状疱疹で受診されました。両方の首のリンパ節も大きく腫れていて、入院して毎日点滴治療をするべき状態でした。他の持病を診てもらっている横浜市大に紹介を希望されました。当然無事に入院治療されていると思っていましたが、コロナの影響でベッドが確保できず、他の病院も同様だったと担当の先生から連絡をうけました。
彼女のような重度の方も入院出来ていないことに本当に驚きました。
彼女はやむなく、自宅療養となったようです。脳など他の臓器への炎症の波及がなければよいなと心配になります。
オミクロン株の重症化リスクが高い高齢者や糖尿病など合併症を持っている軽症から中等度の方には外来で早めにレミデシベルの点滴などして極力重症化への移行を防ぎ、入院は人工呼吸器装着が必要な方など本当に重度の方に限るなどしないと、本来彼女のように絶対的入院が必要な方が本来受けられるはずの治療を受けられなくなってしまうと思います。